お口の健康と味覚の関係|子どもの「美味しい」を育てよう
「うちの子、味の濃いものばかり欲しがる」「野菜の本来の味を美味しいと感じてくれない」と感じたことはありませんか。実は、味を感じ取る感覚は幼少期に大きく育つといわれており、今の時期の食習慣がその後の味覚に影響を与えることがあります。
今回は、濃い味付けとの付き合い方や、噛むこと・お口の健康との関係をご紹介します。
子どもの時期の経験が将来の味覚の土台に

舌の表面には「味蕾(みらい)」と呼ばれる、味を感じ取るセンサーのような器官が並んでいます。子どもは大人に比べて味蕾の数が多く、味の変化に敏感だといわれています。一般的に、味覚の基礎は3歳から8歳頃までに育つといわれており、この時期にどのような味に触れて育つかが、将来の味覚の土台をつくっていきます。
味覚を育てるために気をつけたいこと
よく噛んで、味わう習慣を
よく噛んで食べることは、味覚を育てるうえで大切な習慣です。しっかり噛むことで唾液がたくさん分泌され、食べ物の味がより感じ取りやすくなります。早食いや、あまり噛まずに飲み込むような食べ方が習慣になっていると、味わう機会そのものが減ってしまうこともあります。一口30回噛むことを目標にしましょう。
お口の健康が「味わう力」を支える

味覚を育てるためには、しっかり噛める健康なお口であることも欠かせません。虫歯などお口のトラブルがあると、噛むこと自体が負担になり、食事を楽しむ気持ちが薄れてしまうことがあります。
お子さまが痛みなく、よく噛んで食事を楽しめる環境を整えることも、味覚を育てる土台のひとつです。
濃い味付けに慣れすぎない
甘味や塩味の強い食べ物ばかりに慣れてしまうと、素材本来の味を薄く感じるようになり、より濃い味を求めるようになってしまうことがあります。将来的に濃い味付けの食生活が続くと、生活習慣病のリスクにもつながりかねません。
だしのうまみや旬の食材を活かすことで、調味料に頼らなくても満足感のある味わいに仕上がります。少しずつ薄味に慣れていくことが、素材そのものの美味しさに気づくきっかけになります。
当院が大切にしている子どもの成長サポート

当院では、お子さまの健やかな成長を目指し、幼少期からの虫歯予防や良好な歯並びへの誘導に力を入れています。
虫歯から歯を守るための「オレンジキッズクラブ」も運営しており、楽しみながらお口の健康を守れる環境づくりを行っています。定期的な検診で虫歯や歯並び・かみ合わせなどの状態をチェックしておくことも、お子さまがしっかり噛んで食事を楽しむための土台づくりにつながります。
まとめ
今回は、濃い味付けとの付き合い方や、噛むこと・お口の健康との関係をご紹介しました。
味覚が育つこの時期だからこそ、食事の内容はもちろん、お口の健康にも目を向けてみませんか。お子さまのお口の成長で気になることがあれば、どうぞお気軽に当院までご相談ください。
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