虫歯になりにくいお口の環境をつくるコツ
年末年始はごちそうを食べたり、夜更かししたりなど生活が不規則になっていませんでしたか?こんな時は虫歯になりやすい環境が揃っていることが多いタイミングです。
そこで今回は、虫歯になりにくいお口の環境をつくるコツをご紹介します。
食事の時間や回数を決めて食べる
お口に食べ物が入っている回数や時間が多いほど、歯が酸にさらされ、虫歯になるリスクが上がってしまいます。
1日3食と3時の間食など、食べる時間を決めておきましょう。また、食べる量を決めてお皿に盛っておくと、食べ過ぎやだらだら食べを予防することができます。砂糖の多い飲み物も同じく注意が必要です。
虫歯になりやすい食べ物の特徴を知る
虫歯になりやすい食べ物は、主に以下のような特徴があります。
- 歯にくっつきやすい
- お口の中に残りやすい
- 糖分を多く含むんでいる
- 酸性が高いもの
チョコレートやガム、キャラメル、ジュースなど。食べる量や時間を決めて、食べた後はうがいをしたり歯を磨くことを心がけましょう。
キシリトール入りのガムやタブレットもあるので、おやつの代わりに取り入れる工夫をしても良いでしょう。
唾液をしっかり出す
唾液は、お口の食べかすを洗い流したり、お口の中の細菌の増殖を抑えたり、食後の酸性になっている口内を中和し、溶けかけた歯を修復するなどの役割があります。唾液をしっかり出すことで、お口を清潔に保ってくれます。
唾液を良く出すためには、よく噛むことが大切です。1口30回噛むことを意識する、嚙み応えのあるものをトッピングするなど工夫をしましょう。唾液腺のマッサージも効果的です。
生活リズムを整え、規則正しい生活を
健康の基本となる規則正しい生活を心がけましょう。栄養や睡眠、適度な運動をするなど、健康的な生活で免疫力を高めることで、虫歯になりにくくなります。
歯科定期健診に通う
お口の健康を守るためには、歯磨きなどご自身で行うケアだけでなく、歯科医院でのプロによるクリーニングや口腔内のチェックは欠かせません。
お口の状態や正しい歯の磨き方、自分に合った歯ブラシなどを知ることができ、効果的な口腔ケアに繋がります。お口のことを気軽に相談できるかかりつけ歯科医院があると安心です。
まとめ
今回は、虫歯になりにくいお口の環境をつくるコツをご紹介しましたが、これらの習慣に心当たりがある方は、少しずつでもいいので改善していくことで虫歯のリスクを減らすことができます。
少しのことですが、お口の健康を守るためには日々の積み重ねと口腔ケアの継続が大切です。
普段からお口の中を清潔に保つとともに、歯科医院での定期検診でいつまでもご自身の歯で健康な生活を過ごしましょう。