歯磨き

免疫力を高める口腔ケア

新生活が始まり2か月ほど経過しましたが、疲れは出ていませんか?不安や緊張、ストレスは唾液の分泌量を低下させます。この唾液にも、免疫力を高める物質がたくさん含まれているのをご存知でしたか?唾液が減少するとお口の中の細菌が増えやすく、普段は抑え込んでいた細菌が暴れだすことも。

そこでポイントになるのが口腔ケアです。今回は、免疫力を高める口腔ケアについてご紹介します。

 

免疫力と口腔ケアの関係

免疫力

唾液には様々な免疫物質が含まれており、身体の中に入ろうとする様々な細菌やウイルスと戦い、病気や感染症から身体を守ってくれています。

しかし、唾液が減ったり、細菌やウイルスが多くなるとこのバランスが崩れ、細菌やウイルスが身体の中に侵入しやすくなってしまいます。そこで、口腔ケアによってお口の細菌を減らすことで、お口の中の免疫機能がしっかり働くことができるようになります。

 

免疫力を高めるためにできる具体的な口腔ケアの例

歯磨き

歯磨き

歯磨きの目的は細菌の塊であるプラーク(歯垢)の数をできる限り減らすことです。そのためには正しい歯の磨き方を身に着けておくことが大切です。デンタルフロスや歯間ブラシ、フッ素入りの洗口液などを取り入れてさらに効果を高めましょう。

 

歯科定期検診に通う

歯科定期健診

歯科定期検診で長期的にお口を管理することで、歯の磨き残しが多いところやお口のトラブルの有無を知ることができたり、プロによるケアでご自身で落としきれなかったプラークや歯石をしっかり落としてもらうことができ、歯磨き指導を受けることでより効果的なセルフケアに繋がります。

 

唾液をしっかり出す

よく噛んで食べる、お口の体操をするなど唾液をしっかり出す習慣をつけましょう。まずは1口30回噛むことを意識してみましょう。

 

規則正しい生活

規則正しい生活

バランスの取れた食事や、十分な睡眠、適度な運動など、規則正しい生活は健康の基本です。喫煙や飲酒もできるだけ控えましょう。

 

キシリトールを取り入れる

キシリトールを摂取することで、プラークが付着しにくいお口になり、プラークコントロールの手助けとなります。甘いものが食べたいときにキシリトールのガムやタブレットに置き換えるとより効果的です。

市販されているものの中には、キシリトールだけでなく、砂糖などの⽢味料も⼊っている場合がありますので、歯科医院で取り扱っている「⻭科専⽤」のキシリトール100%配合のものがおすすめです。

 

免疫力を高めるためには、お口の環境を整えることが大切です。 「歯科医院でのプロによるケア」と「ご自身で行う歯磨きなどのセルフケア」の2つのケアをしっかり行うことでより効果的な予防をすることができます。そのためにはかかりつけの歯科医院を持ち、お口から身体の健康を守っていきましょう。

当クリニックでは担当衛生士制を導入し、患者様の歯の状態やライフスタイルなどを把握したうえで、適切なケアやアドバイスを行っております。自分の歯で生涯幸せに暮らせるよう、当クリニックで一緒に予防歯科に取り組みましょう。

 

参考

公益財団法人 日本歯科医師会

https://www.jda.or.jp/corona/Oral-care-Immunity.html

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