お薬手帳の役割

歯科でもお薬手帳を!治療のリスクを防ぐためにできること

「歯医者でお薬手帳って必要なの?」そう思ったことはありませんか?お薬手帳は病院や内科だけでなく、歯科医院でもとても重要な役割を果たす大切な情報源です。

お薬手帳を提示することで、治療中の思わぬトラブルを防ぎ、安全で的確な治療につながるのです。

今回は、歯科医院でお薬手帳がなぜ必要なのか、そして持参することで防げるトラブルについてご紹介します。

お薬手帳の役割

理由①:治療を安全に行うため

お薬手帳

歯科治療では、抜歯や外科処置、麻酔、薬の処方など、全身の健康に影響する場面が多くあります。

そのため、服用中のお薬を正確に把握しておくことが欠かせません。。

特に、以下のようなお薬を飲んでいる場合は注意が必要です。

  • 血液をサラサラにする薬: 出血が止まりにくくなることがある
  • 骨粗しょう症の薬:抜歯後にまれに「顎骨壊死」が起こることがある
  • 免疫抑制剤:感染が起きやすく、治りが遅くなる場合がある

 

お薬手帳があれば、事前に医師がリスクを把握して安全な治療計画を立てることができます。

 

理由②:歯科で処方される薬との「飲み合わせ」にも注意

歯科で処方される抗生物質や痛み止めなどが、他の薬と飲み合わせの悪い組み合わせになることがあります。このようなケースも、お薬手帳の情報があれば事前に対応できます。

 

理由③:薬の副作用やアレルギーを防ぐため

お薬手帳には、「以前に薬でアレルギーが出た」「体に合わなかった薬」などの情報も記録されています。

歯科では麻酔薬や鎮痛薬を使うことがあるため、こうした情報はとても重要です。

お薬手帳の確認によって、思わぬアレルギー反応や体調トラブルを防ぐことができます。

 

お薬手帳を見せるときのポイント

お薬手帳を見せるときのポイント

歯科医院を受診する際は、

  • 情報を最新の状態にしておく
  • 手帳を複数持っている場合は一冊にまとめる
  • 服用しているサプリメントなども記載しておく

これらを意識しておくと、スムーズに確認ができ、治療の安全性がさらに高まります。また、心配なことがあれば、かかりつけ歯科医に伝え、しっかり説明を受けることも大切です。

 

特に以下の方は、受診のたびに忘れずにご持参ください。

  • 持病で薬を服用している方
  • 過去に薬で副作用を起こしたことがある方
  • 複数の病院にかかっている方

「今日は関係ない治療だから」と思っても、処置の途中で薬の影響が関係してくることがあります。
常に携帯しておくことで、より安全で安心な歯科治療につながります。

 

まとめ

今回は、歯科医院でお薬手帳がなぜ必要なのか、そして持参することで防げるトラブルについてご紹介しました。

お薬手帳は、歯科でも欠かせない情報源です。服用している薬やサプリメントの情報を共有することで、

副作用・アレルギー・出血などのリスクを未然に防ぐことができます。

当クリニックでは、患者さま一人ひとりの健康状態を考慮したうえで、安全な治療を心がけております。受診の際は、ぜひお薬手帳をご持参ください。

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