ながら食べ

食事中のスマホやテレビ…ながら食べがお口の健康を損なう!?

ながら食べ

テレビを見ながら、スマホを触りながら、本を読みながら…現代人にとって「ながら食べ」は珍しくない習慣です。しかし、この何気ない行動は、お口や体にさまざまな悪影響を与えることをご存じでしょうか?

今回は歯科の視点から、ながら食べのデメリットや、食事に集中することの大切さとそのポイントをご紹介します。

 

ながら食べの4つのデメリット

ながら食べのデメリット

1.噛む回数が減り、唾液量が低下

意識が食事から逸れると、噛む回数が減りがち。唾液が十分に出ないことで、虫歯や歯周病のリスクが高まります。また、消化吸収にも影響し、胃腸に負担をかけます。

 

2.満腹感が得られにくく、食べ過ぎやすい

脳が食事量を正しく認識できず、満腹中枢の働きが鈍くなるため、必要以上に食べてしまうことがあります。肥満は生活習慣病だけでなく歯周病の悪化にもつながります。

 

3.姿勢の悪化と噛み合わせへの影響

テレビやスマホに集中すると猫背や横向き姿勢になりやすく、しっかり噛めません。特に成長期のお子さんでは、顎の発達や歯並びに影響を及ぼすこともあります。

 

4.味覚の鈍化と食事の楽しみ減少

五感を使って食事を味わう時間が減り、食材本来の香りや風味を感じにくくなります。結果、食事の満足度が低下します。

 

食事を美味しく健康的に楽しむためのポイント

食事を楽しむ

  • 食事中はテレビやスマホをオフにする
  • 食事の時に仕事や読書などはせずに、食べることに集中する
  • 1口30回を目安によく噛んで味わう
  • 家族や友人との会話を楽しみながら食べる
  • 両側の歯でバランスよく噛む
  • 食後は歯磨きやうがいで口内を清潔に保つ
  • 美味しく食べるために、セルフケアや定期検診でお口の健康を維持する

 

まとめ

今回は歯科の視点から、ながら食べのデメリットや、食事に集中することの大切さとそのポイントをご紹介しました。

ながら食べは便利に見えて、健康面では多くのデメリットがあります。食事は栄養補給だけでなく、心身を整え、生活の質を高める大切な時間です。今日からは、食事に集中し、しっかり味わって食べる習慣を身につけましょう。それが健康な歯と体を守る第一歩です。

 

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