コラム

歯の黄ばみの原因は？歯の色の違いと白くする方法

自分の歯の色が気になる方は意外と多いのではないでしょうか？実は、歯の色には生まれつきの個人差があるほか、生活習慣や年齢など、さまざまな要因が関係しています。

今回は、歯の色の違いとその原因、歯を白くする方法についてご紹介します。

歯の色の違いはなぜ？

歯の表面は「エナメル質」、その内側には「象牙質」があります。この象牙質はやや黄みがかった色をしており、歯の色はこの象牙質の色とエナメル質の厚さで決まります。

エナメル質が薄い人は、内側の象牙質の色が透けて見えやすく、黄色っぽく見える傾向があります。つまり、もともと歯が白い・黄みがかっているというのは、生まれつきの個人差でもあるのです。

生まれつきの色とは別に、以下のような外からの要因で歯が変色することもあります。

これらの色素が歯の表面に沈着することで、着色汚れ（ステイン）となり、歯の色が黄ばんで見えるようになります。

年齢を重ねると、エナメル質が徐々に薄くなり、内側の象牙質の色が目立ちやすくなり、歯が黄ばんで見えるようになります。

幼少期に使用した一部の抗生物質（テトラサイクリンなど）によって、グレーがかった色になることもあります。このような場合、通常のホワイトニングでは改善が難しいこともあります。

歯の表面の着色汚れ（ステイン）であれば、歯科医院でのクリーニング（PMTC）で落とすことができます。

歯の内側からの変色が気になる場合は、ホワイトニングがおすすめです。ただし、効果の出方には個人差があるため、ホワイトニングの前に歯科医からしっかり説明を受けましょう。

ホワイトニングで改善が難しい場合や、被せ物・詰め物の色が気になる方には、セラミックなどの審美治療も選択肢の一つです。

色の濃い飲食物を控えたり、こまめにうがいや歯磨きをしたりすることで、着色を予防できます。

今回は、歯の色の違いとその原因、歯を白くする方法についてご紹介しました。

歯の色は、生まれつきの特徴や加齢、生活習慣など、さまざまな理由で変化します。黄ばみがあるからといって不健康というわけではありませんが、見た目の印象に影響するため、気になる方は早めの対策がおすすめです。

当クリニックでは、患者さん一人ひとりのお口の状態に合わせたクリーニングやホワイトニング、審美治療のご相談も承っております。歯の色でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。